大萩康喜

大萩康喜

もうね、今まで聴いてた音楽、いや音ってなんなんだ…。ってなるよ〜

「去年からひっそり習い始めた私の尺八の師匠。新婚さんで、奥さんの大萩絵理さんはお箏の奏者。今月が臨月で、まもなく双子のご出産予定というオメデタです。先生の演奏で感動して忘れられないのは昨年夏の、結婚披露夫婦コンサートで吹かれた古典本曲『産安』。耳から風が入ってきたと思ったら、そのまま立て続きに流れて、うねって、どこかへ引き込んでいく音色の波の数々。見たこともない蒼い蒼い闇の底の情景や、生きものみたいに湧き立ってくる流線、膨らんで溢れる気の膜のような光の球の連続…。そのまま葉擦れのようにかすれた、かと思うと、次の瞬間には滝に打たれたように爆裂する気迫に脳までぶち抜かれ。。。もうね、今まで聴いてた音楽、いや音ってなんなんだ…。ってなるよ〜、必見!」(万里)

きっとみんなおしっこ漏らすよ!

「尺八日本一を獲った先生。初めて音色を聴いた時、全身の毛穴がパカーンと開いておしっこ漏らしそうになりました。尺八なんて聴いたことなかったんやけど、とにかく圧倒された。鳥の鳴き声みたいにものすごい種類の音色が出るんよ。
邦楽の概念も、西洋の音楽しか知らなかった私にとっては衝撃的。指揮者なし。テンポなし。なんというか、「気配」?!そういう掴みどころのないものによって音を紡いだり合奏したりするんよ。
ちなみに、師匠によれば踊りと音楽は一騎打ちらしい。どちらかがどちらかに合わせるものではないと。大萩さんも、尺八は周りの全ての音と一緒に演奏すると言ってた。咳一つで周りに緊張が走るクラシックコンサートとは真逆やねえ。
とにかく聴いてほしい!💥きっとみんなおしっこ漏らすよ!」(響子)

Profile

立命館大学在学中に尺八を始める。
古典本曲、琴古流尺八を石川利光に師事。
尺八製作を3代目西田露秋に師事。
都山流尺八を西田仙秋山に師事。
都山流尺八楽会師範主席合格(雅号:慈庵山)
第24回くまもと全国邦楽コンクール最優秀賞、
文部科学大臣賞受賞
NHK Eテレ「にっぽんの芸能」出演
NHKカルチャー教室、愛媛新聞カルチャー教室講師

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